Amazon RDS for Oracle環境で、ストアドプロシージャの処理時間をログに出力し、そのログを別の環境から確認したい場合は、以下の手順に従って実行できます。
具体的には、処理時間を記録するためのログテーブルを作成し、そのログテーブルにストアドプロシージャの実行プロセスを記録します。このログテーブルをSQLクエリを使って確認することで、別の環境からでも簡単にログを参照することができます。
手順
- ログテーブルの作成 以下のようなログテーブルを作成します。
CREATE TABLE procedure_log (
id NUMBER GENERATED BY DEFAULT AS IDENTITY,
procedure_name VARCHAR2(100),
start_time TIMESTAMP,
end_time TIMESTAMP,
duration_sec NUMBER,
log_message VARCHAR2(255)
);
- ストアドプロシージャの修正 ストアドプロシージャ内で処理時間を記録するコードを追加します。以下に一例を示します。
CREATE OR REPLACE PROCEDURE my_procedure IS
v_start_time TIMESTAMP;
v_end_time TIMESTAMP;
v_duration NUMBER;
BEGIN
-- 開始時間を記録
v_start_time := SYSTIMESTAMP;
-- 実際の処理
-- <ここに処理内容を記述>
-- 終了時間を記録
v_end_time := SYSTIMESTAMP;
v_duration := EXTRACT(SECOND FROM (v_end_time - v_start_time));
-- ログの挿入
INSERT INTO procedure_log (procedure_name, start_time, end_time, duration_sec, log_message)
VALUES ('my_procedure', v_start_time, v_end_time, v_duration, '処理完了');
-- コミット
COMMIT;
EXCEPTION
WHEN OTHERS THEN
-- エラーログ
INSERT INTO procedure_log (procedure_name, start_time, end_time, duration_sec, log_message)
VALUES ('my_procedure', v_start_time, SYSTIMESTAMP, NULL, 'エラー発生: ' || SQLERRM);
COMMIT;
RAISE;
END my_procedure;
注意点
- トランザクション管理:
- ストアドプロシージャがエラーで終了した場合でも、ログの挿入が確実に行われるように、適切にエラーハンドリングを行う必要があります。
- パフォーマンス:
- 上記の例では、
COMMITが頻繁に実行されるため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。必要に応じてコミットの頻度を調整してください。
- ログの保守管理:
- ログテーブルが非常に大きくなる可能性があるため、古いログエントリを定期的にクリアするメカニズムの実装を検討してください。
- セキュリティ:
- ログに機密情報を含めないように注意してください。エラーメッセージに機密情報が含まれる場合は、適切なマスキングやフィルタリングを行うことを推奨します。
ログの確認
別の環境からログを確認するには、ログテーブルに対してSELECTクエリを実行します。
SELECT * FROM procedure_log WHERE procedure_name = 'my_procedure' ORDER BY start_time DESC;
このクエリを実行することで、特定のストアドプロシージャに関連する最新のログエントリを確認できます。
これにより、Amazon RDS for Oracle環境でストアドプロシージャの処理時間をログに記録し、別の環境からログを参照するための基本的な仕組みが整います。他に質問があれば、遠慮なくお聞きください。

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