Amazon RDS for Oracleは、AWSのマネージドデータベースサービスで、Oracleデータベースの機能の大部分をサポートしています。RDS for Oracleでの操作方法について、一部の管理タスクには制限がありますが、統計情報の収集やヒント句(ヒント)の指定などのアプリケーションレベルの操作は通常のOracleデータベースとほぼ同じです。
1. 統計情報の収集
RDS for Oracleでも、統計情報の収集は標準のOracleデータベースと同様に実行できます。以下は基本的な統計情報収集の方法です。
テーブルの統計情報を収集する
EXEC DBMS_STATS.GATHER_TABLE_STATS('schema_name', 'table_name');
インデックスの統計情報を収集する
EXEC DBMS_STATS.GATHER_INDEX_STATS('schema_name', 'index_name');
スキーマ全体の統計情報を収集する
EXEC DBMS_STATS.GATHER_SCHEMA_STATS('schema_name');
データベース全体の統計情報を収集する
EXEC DBMS_STATS.GATHER_DATABASE_STATS();
2. ヒント句の使用
ヒント句の使用方法も通常のOracleデータベースと同様です。INDEX_FFSヒント句を使用して、インデックスの高速全体スキャンを強制することができます。
例:INDEX_FFSヒント句の使用
SELECT /*+ INDEX_FFS(table_name index_name) */ column1, column2
FROM table_name
WHERE some_condition;
これは、通常のOracleデータベースと同じ方法で動作します。
RDS for Oracleの特有の制限
ただし、RDS for Oracleにはいくつかの管理タスクに関する制限があります。以下はRDS特有の注意事項です:
- スーパーユーザ権限の制限:
SYSユーザーやSYSTEMユーザーに相当するスーパーユーザ権限を使用することはできません。特定の管理タスクはAmazon RDSが管理します。 - ファイルシステムのアクセス制限:通常のOracleデータベースで許可されているファイルシステムへの直接アクセス(例:
UTL_FILE)が制限されます。 - 自動化されたバックアップとパッチ適用:RDSは自動バックアップ、ポイントインタイムリカバリ、パッチ適用を提供しますが、これらの操作はAWSコンソールやCLIを通じて行います。
例えば、以下のような制限事項に関連する操作:
スーパーユーザの操作が必要な場合
DBのシステムパラメータやシステムレベルの設定変更には、RDSコンソールやRDSのAPI、CLIを使ってパラメータグループを変更する必要があります。
まとめ
Amazon RDS for Oracleでの統計情報の収集やヒント句の指定は、通常のOracleデータベースと同様に行うことができます。以下にまとめます:
- 統計情報の収集:
- 通常のDBMS_STATSパッケージを使用して統計情報を収集します。
- 例:
EXEC DBMS_STATS.GATHER_TABLE_STATS('schema_name', 'table_name');
- ヒント句の使用:
- クエリの最適化に関するヒント句(例:
INDEX_FFS)は、通常のOracleと同様に使用できます。 - 例:
SELECT /*+ INDEX_FFS(table_name index_name) */ column1, column2 FROM table_name WHERE some_condition;
- RDS特有の制限:
- スーパーユーザ権限やファイルシステムアクセスに関する制限。
- システムレベルの設定変更にはRDSコンソールやCLIを使用する。
これらの点を押さえつつ、通常のOracleデータベースと同じようにRDS for Oracleを使用することができます。

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