この状況では、移行テーブルのパフォーマンスが本テーブルに比べて遅い理由としていくつかの考えられる原因があります。以下のポイントに基づいて状況を分析し、問題を解決するための提案を行います。
1. 統計情報の違い
Oracleのオプティマイザは、実行計画を生成する際にテーブルやインデックスの統計情報を使用します。もし移行テーブルの統計情報が最新でない場合、オプティマイザは適切な実行計画を選ばないことがあります。
- 対策: テーブルとインデックスの統計情報を最新の状態に更新してみてください。
EXEC DBMS_STATS.GATHER_TABLE_STATS('schema_name', 'migration_table_name');
2. インデックスの状態
移行テーブルでインデックスが有効でない、またはインポート後にインデックスが損傷している可能性があります。
- 対策: 移行テーブルのインデックスを再構築または再作成します。
ALTER INDEX index_name REBUILD;
3. クエリの実行時のヒント
特定の理由でオプティマイザがインデックスを選ばない場合、ヒントを使用して強制的にインデックスを使用させることができます。
- 対策: クエリにヒントを追加して、オプティマイザにインデックスを強制使用させます。
SELECT /*+ INDEX(migration_table_name index_name) */ count(*)
FROM migration_table_name;
4. テーブルやインデックスのパラメータの違い
テーブルやインデックス作成時に使用されたストレージパラメータやその他の設定が異なる場合もあります。
- 対策: テーブル定義(DDL)を確認して、全く同じようになっているか確認します。
5. インポート方法の違い
データインポートの方法やタイミングによっても違いが生じる可能性があります。例えば、インポート後すぐに統計情報を生成しないとパフォーマンスに影響することがあります。
- 対策: データインポート後に再度統計情報を収集してみてください。
6. キャッシュやバッファの影響
本テーブルのデータは既にキャッシュされている可能性があり、移行テーブルはそうでない可能性があります。
- 対策: データがキャッシュされるように、最初に軽くデータにアクセスした後に実行プランを確認してみてください。
例
以下に示すような手順で必要な対策を行います。
- 統計情報の収集:
EXEC DBMS_STATS.GATHER_TABLE_STATS('schema_name', 'migration_table_name');
- インデックスの再構築:
ALTER INDEX index_name REBUILD;
- ヒントの使用:
SELECT /*+ INDEX(migration_table_name index_name) */ count(*)
FROM migration_table_name;
- テーブル定義の確認:
- 現在のテーブル定義(DDL)を取得して、本テーブルと移行テーブルが同じ設定か確認します。
-- 本テーブルの定義を取得
SELECT DBMS_METADATA.GET_DDL('TABLE', '本テーブル名') FROM DUAL;
-- 移行テーブルの定義を取得
SELECT DBMS_METADATA.GET_DDL('TABLE', '移行テーブル名') FROM DUAL;
まとめ
本テーブルと移行テーブルに対して同じインデックスが設定されているにもかかわらず、実行計画が異なる理由として、主に以下の点を確認する必要があります:
- 統計情報が最新かどうか。
- インデックスが有効であるかどうか。
- テーブルやインデックスの定義やパラメータが一致しているかどうか。
- データキャッシュの影響を考慮しているかどうか。
これらを検証することで、移行テーブルのパフォーマンス問題を解決できる可能性が高くなります。

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